根尾谷淡墨ザクラ<ねおだにうすずみざくら>(岐阜県本巣市根尾板所上段995)

2010年4月8日

ニコンD300s 添え木の沢山ある日本三大巨桜の一つです。山梨県北杜市の「山高神代桜」、福島県田村郡三春町の「三春滝桜」、そして岐阜県本巣市根尾の「根尾谷淡墨ザクラ」です。この日現在3分咲きと報道されていました。この淡墨桜は、桜の全種300余種の内でも名花中の上位にあると云われる品種で、蕾のときは薄いピンク、満開に至っては白色、散りぎわには特異の淡い墨色を帯びてくると言われています。散り際の「淡い墨色」の桜吹雪を見てみたいものです。樹齢1,500余年、樹高16.3m、幹囲9.9mの名桜。名木淡墨桜は千数百年の長きにわたって生き続けたが、その生命に衰えを見せ始めたのは、大正初期の大雪で太さ約4mの一の枝が折れ、本幹に亀裂が生じた頃からである。その後、村ではいろいろと保護に努めて来たが、昭和23年頃には遂に枯死するかとも思われる状態になった。文部省から本田博士が派遣され調査されたが、今後3年以内に枯死は免れないだろうとの認定がされた。その間、多くの名士がこの名木の枯死を惜しみ、松岡楯雄氏等の提唱によって、淡墨桜顕彰保存会の設立準備が進められ、当時の県下知名の有志多数の賛同を得てその設立を見るに至った。そして、当時老木起死回生の名手として知られた、岐阜市の医師前田利行翁にその策を問われた。翁はその得意の回生術が果たして適応するか否かは、実地視察をしなければ分からないとして、昭和23年秋、諸名士及び管理者の根尾村その他関係者と詳細な調査をされた。その結果回生が可能であるとの断定をされ、前田翁は、翌年24年3月10日から、先にその技術を教授した中島英一氏外数名を率いて来村され、多数の人夫を督励し、4月5日までかかり238本の根接ぎが行われたのである。本幹周囲の土壌を掘り起こすと巨根は殆ど枯死の状態で、その腐朽個所には無数の白蟻が生息していた。直ちにそれを駆除すると共に、近くの山から山桜の若根を採取し、僅かに活力のある残根に、特殊な方法でできる限り多く根接ぎを施したのである。この間に降雪があり積雪を見たが、多くの人夫等を督励してこれを除き、施術部の凍結を防ぐと共に、土壌の入れ替えや肥料を施した。施術後の淡墨桜は異常なほど発育繁茂して、往年の盛観を思わせるほどになり、多くの人々に喜ばれるほどになった。このように多くの人々の努力により、現状保持以上の成果を得られたことは、淡墨桜を語る上において特筆すべき事柄であると云わなければならない。(本巣市サイトより)

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コメント

  1. HOUNOKI より:

    こんばんは。
    有名な薄墨桜の登場ですね。
    どことなく風格を感じる古木ですね。
    多くの人の助力によって救われた経緯がよく分かりました。
    観光客があまり写りこんでいませんが、
    早い時間の撮影ですか?

    • カーコのダンナ より:

      HOUNOKIさん、いつもありがとうございます。
      先日よりインフルエンザA型に感染してダウンしておりま〜す。今朝、やっと熱が下がって来ました。
      もう十数年風も引かなかったのが自慢でしたが年のせいでしょうか(苦笑)
      桜の撮影は観光バスが来るまでが鉄則ですね。この写真で朝7時過ぎでした。
      まだ咲き始めの時だったので満開を見て見たいですね。

  2. ここの桜は 宇野千代さんのお気に入りの桜ですよね
    山口県岩国にある宇野千代さん記念館に行って知ったのですが
    千代さんグッズはみんな桜の絵が描かれています
    それほど好きだったってことなんでしょうね
    そういうことで  ここを訪れてみたことがあり
    あまりの老木に驚きました。
    考えてみれば宇野千代さんは明治生まれなんですよね^^;

    • カーコのダンナ より:

      さっちゃん、おはようございます。
      岩国に行ったとこがありますが宇野千代さんは知りませんでした。
      新潮の連載に「淡墨桜」を出された方で、波乱万丈の人生を生きた小説家であり実業家であったようですね。彼女がこの桜に出会ったのは伊勢湾台風で枝も折れたみじめな姿の淡墨桜だったようです。その姿を見て保護活動を訴え執筆もされたようです。
      桜の古木には色んな意味でこうした話が隠されていて歴史も勉強させられます。

  3. 新海 より:

    蝶々撮影にハマる前は 僕 こちらばかりを写して回ってましたよ(*^^*)
    巨樹、巨木 今も蝶々撮影の合間に巡ってたりします♪
    18歳の頃に興味を持って 今年で丁度 20周年(^-^)v
    毎年 桜の時期は桜全線を追い掛けて 一本桜を写して回ります

    小さな生き物に和まされて 大きな生き物に癒されて

    人生 楽しんでま~す\(^o^)/

    • カーコのダンナ より:

      新海さん、こんばんは。
      こんな処まで見て頂き、ありがとうございます。
      蝶を撮りだしてからは、桜も行けなくなってますね。
      丁度ギフチョウと重なる季節ですからね。
      まだまだ桜も見たいのが残ってます。
      小岩井農場の一本桜や三春の滝桜がそうですね。
      何時かみたいと願ってます。
      ありがとうございます。